田園調布雙葉学園カトリックセンター「愛の泉」
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けさのみことば ~こどもとともに~2025.5.13


2025.5.13
「行って告げなさい」

あなたたちは行って、すべての国の人を弟子にしなさい。・・わたしは世の終わりまで、いつもあなたたちとともにいる。 マタイ28章19・20節


 復活なさったイエス様は、時々弟子たちに現れてくださいましたが、いよいよ最後のお別れのとき、こうおっしゃいました。
 「全世界に行って、私のしたこと、教えたことを伝えなさい。わたしは世の終わりまでいつもあなたたちとともにいる」
 弟子たちは、この命令に従って、まずローマ帝国、それから地中海沿岸の国々へ、出かけて行きました。弟子たちからイエス様のお話を聞いた人たちは、自分が聞いたことをもっとたくさんの人たちに伝えようと、また別の所に出かけて行きました。その時から、千年も千五百年も経った一五四九年、イエス様の教えは、とうとう日本にまで届きました。今から四七〇年以上も前、車も飛行機もない時代に、フランシスコ・ザビエルという神父様が日本に着いたのです。
 イエス様の教えに心を打たれた人たちは、自分の生まれた国を離れ、家族とも離れ、海を渡り、砂漠を通り、けわしい山を越えて行きます。どんな危険も恐れません。それは、イエス様が「わたしは世の終わりまで、いつもあなたたちとともにいる」と約束してくださったからです。いつもイエス様が一緒にいてくださる、自分は決して一人ぼっちではない、イエス様と一緒ならどんな困難も乗り越えられる、そして何よりイエス様に愛されていることの喜びを、全ての人に伝えたいという強い思いがあったのです。
 日本にバレ神父様の学校を建てるためにいらっしゃったマザーマチルドも同じですね。
 そうして、現在では14億人の人が、カトリックの教え、イエス様の教えを信じて、世界のいろいろな国で、イエス様の教えを広め、みんなの幸せのために働かれています。その一番中心にいらっしゃる方がローマ教皇様です。
フランシスコ前教皇様が神様の御許に旅立たれ、跡を継いだのがレオ14世教皇様です。レオ14世教皇様も、生まれ育ったアメリカを離れ、ペルーという国で、小さな人々のために二十年も働かれた方です。きっとレオ14世教皇様も「全世界に行って、私のしたこと、教えたことを伝えなさい。わたしは世の終わりまでいつもあなたたちとともにいる」というイエス様のお言葉に力付けられたのでしょう。
 「神様を知り、愛し、神様の教えに従って成長できるように」とバレ神父様は学校のをつくってくださいました。そして私たちは、バレ神父様の学校の子どもとして、イエス様と出会い、イエス様を知る者となりました。だから、皆さんにも、他の人のところに行ってイエス様のことを伝える役割、使命があると先生は思っています。どうぞ、この使命を心のどこかにしまっておいてくださいね。そして、「心配しないでいいよ。勇気を出しなさい。私はいつも、いつまでも、あなたたちといっしょにいて、あなたたちを力づけ、励まし、導いていますよ」というイエス様のお言葉も、忘れないでいてくださいね。


けさのみことば ~こどもとともに~

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