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センター長メッセージ
田園調布雙葉学園カトリックセンター センター長
南部 浩士
田園調布雙葉学園カトリックセンター「愛の泉」の魂となる部分は、80年を超える本学園の歴史の中で、シスター方によって育まれ、本学園の教育の根幹となり、受け継がれてきたものです。
豊かな自然に恵まれ、きれいな清水の湧く、田園風景のこの地に、菫女学院が移転され、修道院が建てられました。そして、太平洋戦争が始まったその時に、本校は開校されます。心の潤い、人との潤いある関わり、そういったものが徐々に渇いていく時代、子ども達、保護者がイエス様と出会い、イエス様がくださる「渇くことない水」をしっかりと受け取り成長していけるように、シスター方を中心に教職員の方々が、心を砕き、身を粉にし、お働きくださいました。
そうして、学園歌にあるように、田園調布雙葉学園を「愛の泉の湧くところ」としてくださったのです。
しかし、教育現場からシスター方の姿が消え、シスター方と共に毎日の学校生活を生きることができなくなった今、「愛の泉」が枯れないように、形だけ、名称だけのバレ神父様(幼きイエス会)の学校、カトリック校とならないために、学園の宗教活動の持続、健全性の維持、さらなる充実を目指し、種々のサポートを行うことが本センターの務めです。
以上の精神をもとに、本センターでは学園の教職員がカトリック精神に基づいて学校教育を実践していけるように、また、子ども達の教育を担う教職員、保護者の皆様が「神の似姿」への歩みを続けられるように、次の五項目を中心に活動してまいります。
- 宗教活動のさらなる充実強化
- 学園全体としての宗教活動の一貫性・統一感の醸成
- 重複する業務の集約化と効率化
- 歴史的価値の保存・継承
- 神が望まれる人間への育成支援
小さな組織ですので、後援会、同窓会の皆様にもご協力を仰ぐこともあるかと存じますが、幼稚園・小学校・中学高等学校・事務局を兼任するセンター員とともに力を合わせて歩んでまいります。
2023年4月1日