田園調布雙葉学園カトリックセンター「愛の泉」
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けさのみことば ~こどもとともに~2026.2.24


2026.2.24
「羊はわたしの声をききわける」

ヨハネ10章27節


 イエス様が住んでいたユダヤの国では羊を沢山飼っていました。羊とか羊飼いは皆にとってとても親しいものだったのです。だからイエス様も、羊や羊飼いの話をよくなさいました。
 羊は日が暮れると、山から下りて大きな檻の中に入って寝ます。その檻は近所の羊飼いたちみんなのものです。だから、いろいろな羊飼いの羊が同じ場所で夜を過ごすのです。夜、オオカミなどから羊を守るには、その方が、都合がよかったからです。そして、無事に朝を迎えると、羊飼いたちが檻の入口に立って、自分の羊を呼びます。羊は自分のご主人の声が分かるのです。羊たちは、ご主人の声がすると出口のところにとんでいき、ご主人の周りを跳びはねて、ご主人の後について山に上り、やわらかい草の生えている原っぱで遊びます。
 イエス様は、わたしたちの羊飼いです。いつもわたしたちを見守り、危なくないように、悪い道に入らないように、迷子にならないように導いたくださいます。そして、わたしたちが、おいしい食事をいただいて、元気に育っていくように、イエス様はわたしたちに声を掛け、働いてくださっている方なのです。
 わたしは、羊飼いの声を聞き分かる羊のように、イエス様のお声を聞き分けることができるでしょうか。よその羊飼いについていってしまうようなことはないでしょうか。
 こんなお話があります。
 都会に住むある人が田舎から出てきたお友達に街を案内しているとき、そのお友達が突然、「あっ、虫の鳴き声がする」と言ったそうです。けれども、都会に住んでいるその人には虫の声が聞こえません。だからお友達に、「虫の声なんか聞こえないよ。もし虫が鳴いていたとしても、車の音や色々な騒音で聞こえるわけがないでしょう。」すると、そのお友達はおもむろにポケットから小銭を取り出して、道路に落としました。小銭が道路に落ちて、「チャリン」と小さな音がしました。するとどうでしょう。傍にいた人たちが、一斉に振り返ったのです。
 面白いお話ですね。わたしたちは聞きたいこと、自分の関心があることしか聞いていないのかもしれませんね。イエス様の声がしても、もしかしたらわたしたちには、ほかのことに気を取られて、その声に気付かないことがあるかもしれません。
 皆さんは、きっとおうちの方の声なら、すぐわかるでしょう。皆がわいわい騒いでいる時でも、お母さまが「〇〇ちゃん」と呼んだら、「あっ、お母さんだ」とすぐわかりますね。お母さんの声がわからないことなんてないでしょう。それは、毎日毎日、おうちの方の声を聞いているからかもしれません。でも、それだけではないでしょう。おうちの方が大好きだから、おうちの方を大切に思っているからでしょう。
 皆さんは、イエス様を大切に持っているでしょう。だから、イエス様のお声も、毎日毎日聞いていれば、きっと、いつでもすぐ「あっ、イエス様が呼んでいる」と分かるでしょう。
 それはイエス様にとっても、とても嬉しいことだと思いますよ。
 イエス様の声を聞き分けられる子どもでいたいですね。



けさのみことば ~こどもとともに~

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