けさのみことば ~こどもとともに~2024.2.27
2024.2.27
「わたしたちも人をゆるします」
「わたしたちの負い目を赦してください。わたしたちも自分に負い目のある人を赦しましたように。」
(マタイ6章12節)
「わたしたちも人をゆるします」
どこかで聞いたことのある言葉ですね。もう一年生も覚えているでしょう。
皆さんが、毎朝祈る「主の祈り」の中にある言葉です。
この「主の祈り」は、だれが教えてくださったか、皆さんならは知っていますよね。そうです。イエス様です。
ある時、弟子たちが、
「先生、わたしたちはどのように祈ればよいですか」
と、尋ねた時、イエス様が、
「こう祈るといいですよ」
と、教えてくださったお祈りです。
「わたしたちの罪をお赦しください 私たちも人を赦します」というのはどういうことか、皆さんはもう分かりますね。罪というのは、神様がお喜びにならないことをしてしまうことです。でも、一生懸命気を付けても、わたしたちは間違うことがあります。それどころか、神様に喜ばれようと、見当違いのことをしてしまうこともあります。そんなわたしたちが、もう自分はだめだと神様からいただいた善いところや、自分の命を粗末にしてしまうことも神様を悲しませることになります。神様はそんなわたしたちの弱さをよくご存知です。だから、神様は、わたしたちが心から悪かったと思ってごめんなさいをすると赦しくださいます。それはとっても嬉しいことでしょう。そうであるなら、今度は誰かが自分に対していやなことをした時、わたしはその人を絶対赦さないというのはどうでしょう。自分では人を赦していないのに、自分は神様から赦してもらうなんて勝手な話ですよね。
けれども、人を赦すことは時々とてもむずかしいのです。「ごめんね」と言われても、心から「いいよ。いいよ」と言えないこともあるでしょう。その時は、神様にお願いしましょう。「神様、人を赦せるように助けてください」とお祈りしようではありませんか。自分の力だけではできないことも神様に助けていただくと、できるようになりますよ。
今週の金曜日から三月に入ります。三学期も、もうすぐ終わります。学校の大みそかですね。だから、新しい年度を迎える前に、先生やお友だち、おうちの方に「ごめんなさい」というのを忘れていることはないか考えてみましょう。もし、見つかったら正直におわびしてから、三学期にさようならをいたしましょう。赦せないと思っている人を赦せるお恵みを神様に願い、祈りましょう。そして、すっきりとした、新しい気持ちで、イエス様のご復活、新年度を迎えられたらいいですね。
これで、2023年度の今朝のみ言葉を終わります。
けさのみことば ~こどもとともに~
- 2024.11.12「平和をつくる人は幸い」
- 2024.10.22「実を結ばない枝は切り取られる」
- 2024.9.24「わたしはぶどうの木」
- 2024.9.10「自分のために宝を貯えても、神の前に宝を貯えない者は・・」
- 2024.7.2「わたしはいのちのパンである」
- 2024.6.18「わたしを愛するならば」
- 2024.6.4「どんなことがあってもいつも平和」
- 2024.5.21「わたしはまたもどってくる」
- 2024.5.7「恵みあふれる聖マリア」
- 2024.4.16「心の清い人はさいわい。その人は神を見るでしょう」
- 2024.2.27「わたしたちも人をゆるします」
- 2024.2.13「右の手のすることを」
- 2024.1.30「いったい、この人は誰だろう」
- 2024.1.16「ほかの道を通って帰った」
- 2023.12.12「かいばおけに寝かせた」
- 2023.11.28「主の道をととのえよ」
- 2023.11.14「何回まで人をゆるせばよいですか」
- 2023.10.31「天の国ではだれが一番えらいのですか」
- 2023.10.10「天の国は真珠を探す人に似ている」
- 2023.9.26「天の国はパン種に似ている」
- 2023.9.12「天の国は一粒のからし種に似ている」
- 2023.7.4「かわく者がいれば」
- 2023.6.20「日ごとの糧を今日もお与えください」
- 2023.6.9「砂の上に家を建てる」
- 2023.5.23「小さな者にあらわしてくださった」
- 2023.5.9「求めなさい さがしなさい 叩きなさい」
- 2023.4.18「ガリラヤで待っている」
- 2023.4.10「さあ、来て、朝の食事をしなさい」
- 2023.4.7「父よ、彼らをお許しください」
- 2023.3.7「その悲しみはよろこびにかわる」
- 2023.2.21「新しい おきてを あたえる」
- 2023.2.6「狭い門から入りなさい」
- 2023.1.24「わたしは光として世に来た」
- 2023.1.10「幼な子は成長し」
- 2022.12.13「宿屋には、場所がなかった」
- 2022.11.29「わたしのたましいは 主をあがめ」
- 2022.11.15「幼な子たちを抱きあげて」
- 2022.10.18「羊のためにいのちを捨てる」
- 2022.10.4「羊は羊飼いの声を知っている」
- 2022.9.13「わたしはよい羊飼い」
- 2022.7.5「主よ わたしたちの目を開けてください」
- 2022.6.6「(時は満ち、)神の国が近づいた。(悔い改めて福音を信じなさい)」
- 2022.5.31「わたしは世の終わりまで共にいる」
- 2022.5.10「入口に大きな石を・・・」
- 2022.4.19「あなたたちに 平安があるように」