けさのみことば ~こどもとともに~2025.3.4

2025.2.4
「神のはからいはかぎりなく」
「神のはからいは限りなく、生涯わたしはその中に生きる。」(詩篇139)
旧約聖書の中には、一五〇の詩が入っています。
今日のみ言葉は、その中から選びました。
「神のはからい」というのは、神様がわたしたちのためにしてくださること全部です。そして、神様がわたしたちのためにしてくださることは、全て、神さまの温かい心から生まれてきます。
わたしたちは、時々、「神様は、どうしてこんないやなことをわたしになさるのだろう。どうして、こんなつらい目に合わせるのだろう」と、うらめしく思うことがあります。でも、何でもご存知の神様は、そのいやなこと、つらいことを通ったあとでなければ手に入れられない、すばらしい恵みを用意しておいてくださるのです。楽してたのしいこともあるけれども、苦労してこそたのしいこともあるのです。そして、楽をすることばかりを選ぶのではなく、苦労していただけるお恵みの素晴らしさに気付ける人になりたいですね。
今日は三月四日、六年生はもうすぐ卒業です。
皆さんと田園調布雙葉で出会えたこと、六年間いっしょに過ごすことができたこと、これは全く偶然だったのでしょうか。
日本には、小学校が約一万九千校、6年生は百万人をこえます。そんな中で、田園調布雙葉の子どもになり、同じクラスになり、田園調布雙葉の先生方に教えていただいたこと。考えると、何だかとても不思議なことです。
私たちはどうして、今、ここにいるのでしょう。
聖書には、「わたしがあなた方を選んだ。あなたがたが出かけて行って実を結び、その実が残るように」(ヨハネ15章16節)というみ言葉があります。
神様は、決して意味のないことはなさいません。そして、神様がなさることは、わたしたちの幸せを願ってのことです。わたしたちが今ここにいることも、、きっと神様の「はからい」なのでしょう。もちろん、学校生活には、大変なこともあります。でもそれは豊かな実を結ぶためのものなのです。
わたしたち人間の頭ではよくわからなくても、世界には、神様の愛のはからいがたくさん働いています。でも、そのことに気付かないで、自分たちの勝手な考えや行いが、神様のはからいを邪魔してしまうことがあります。それは本当に残念なことです。
神様のはからいを心から信じれば、わたしたちの気持ちは落ち着いていきます。そして、今しなければならないことに気付き、心をこめて行うことができるようになるです。
六年生の皆さん、六年間続いた「けさのみことば」は、これが最後です。一年生から六年生まで、一〇〇回くらいはは聞いたことでしょう。
中学へ行っても「神さまのはからい」を信じ、「神様のみ言葉」に導かれて、よい道を歩んでくださいね。
けさのみことば ~こどもとともに~
- 2025.3.4「神の計らいは限りなく」
- 2025.2.25「私が愛したように」
- 2025.2.4「わたしは戸口に立ってたたいている」
- 2025.1.28「義にうえかわく人はさいわい」
- 2025.1.14「新しい歌を主に歌え」
- 2024.12.10「すべてをてらす光」
- 2024.11.12「平和をつくる人は幸い」
- 2024.10.22「実を結ばない枝は切り取られる」
- 2024.9.24「わたしはぶどうの木」
- 2024.9.10「自分のために宝を貯えても、神の前に宝を貯えない者は・・」
- 2024.7.2「わたしはいのちのパンである」
- 2024.6.18「わたしを愛するならば」
- 2024.6.4「どんなことがあってもいつも平和」
- 2024.5.21「わたしはまたもどってくる」
- 2024.5.7「恵みあふれる聖マリア」
- 2024.4.16「心の清い人はさいわい。その人は神を見るでしょう」
- 2024.2.27「わたしたちも人をゆるします」
- 2024.2.13「右の手のすることを」
- 2024.1.30「いったい、この人は誰だろう」
- 2024.1.16「ほかの道を通って帰った」
- 2023.12.12「かいばおけに寝かせた」
- 2023.11.28「主の道をととのえよ」
- 2023.11.14「何回まで人をゆるせばよいですか」
- 2023.10.31「天の国ではだれが一番えらいのですか」
- 2023.10.10「天の国は真珠を探す人に似ている」
- 2023.9.26「天の国はパン種に似ている」
- 2023.9.12「天の国は一粒のからし種に似ている」
- 2023.7.4「かわく者がいれば」
- 2023.6.20「日ごとの糧を今日もお与えください」
- 2023.6.9「砂の上に家を建てる」
- 2023.5.23「小さな者にあらわしてくださった」
- 2023.5.9「求めなさい さがしなさい 叩きなさい」
- 2023.4.18「ガリラヤで待っている」
- 2023.4.10「さあ、来て、朝の食事をしなさい」
- 2023.4.7「父よ、彼らをお許しください」
- 2023.3.7「その悲しみはよろこびにかわる」
- 2023.2.21「新しい おきてを あたえる」
- 2023.2.6「狭い門から入りなさい」
- 2023.1.24「わたしは光として世に来た」
- 2023.1.10「幼な子は成長し」
- 2022.12.13「宿屋には、場所がなかった」
- 2022.11.29「わたしのたましいは 主をあがめ」
- 2022.11.15「幼な子たちを抱きあげて」
- 2022.10.18「羊のためにいのちを捨てる」
- 2022.10.4「羊は羊飼いの声を知っている」
- 2022.9.13「わたしはよい羊飼い」
- 2022.7.5「主よ わたしたちの目を開けてください」
- 2022.6.6「(時は満ち、)神の国が近づいた。(悔い改めて福音を信じなさい)」
- 2022.5.31「わたしは世の終わりまで共にいる」
- 2022.5.10「入口に大きな石を・・・」
- 2022.4.19「あなたたちに 平安があるように」