けさのみことば ~こどもとともに~2023.3.7

2023.3.7
「その悲しみはよろこびにかわる」
あなたがたは悲しむが、その悲しみは喜びに変わる
(ヨハネ 16・20)
イエス様は、弟子たちと最後のお食事をなさったとき、たくさんのことをお話しになりました。今日のみ言葉も、そのときに話されたことです。
もうすぐ、イエス様は弟子たちの前から姿を消してしまうのです。そうしたら、弟子たちはどんなに悲しむでしょう。
イエス様は、弟子たちにおっしゃいます。
「その悲しみは、いつまでも続かないよ。なぜなら、私はきっと戻ってくる。今までのように、見える姿ではないけれど、私は生きていて、あなた達の傍にいてあげるよ。」
これが、イエスさまの最後のお約束でした。
このお約束は、本当でした。イエス様は十字架の上で亡くなりましたが、三日目に復活し、弟子たちのところに現れてくださいました。そして、イエス様が天に昇られた後も、弟子たちの心には不思議な喜びと力が満ちていました。でも、その喜びは、普通の喜びとちょっと違うのです。何か得をしたとか、ほしいものを買っていただいたとか、何かに成功したとか、そういう喜びではありません。平和な心の中に、力強さ、安心感、あたたかさが満ち、やわらかなものに、包まれるような、心がいっぱいになるような喜びです。そして、イエス様がなさったことを思い出して、私も、他の人を大切にしよう、他の人のために何かをしようと、自然に思ってしまう喜びなのです。
ご復活したイエス様に出会った弟子たちは、その喜びをみんなに伝えたくて、危険も顧みず、閉じこもっていたところから外に出ていきます。そして、イエス様のことを告げ知らせていきます。イエス様に倣って、悲しんでいる人、苦しんでいる人のために働かれました。
皆さんも、時々、悲しいことがあるでしょう。心がイライラしたり、落ち込んだり、さびしかったりするでしょう。そのとき、「あっ、イエス様が傍にいてくださるんだ。私の心の中に、喜びと平和を入れてくださるんだ」と思ってご覧なさい。きっと、明るい気持ちになりますよ。イエス様は、「あなた方に、私の平和をあげよう。」「願いなさい。そうすれば与えられ、あなたがたは喜びに満たされる。」とも、おっしゃいました。たとえ嵐の日でも、海の底が静かなように、色々なことがあっても心の平和があれば、喜びを見出すことができるのです。
イエス様のお約束、「その悲しみは、喜びに変わる」という言葉を忘れないでいてくださいね。平和な世界は、一人ひとりの、心の平和から生まれていくと先生は思っています。
6年生の皆さん、あと少しで小学校とお別れです。さよならするのは悲しいけれど、中学校に行ってもイエス様のみ言葉を思い出してくださいね。
いつもあなたの傍にいて、力づけ、励ましてくださるイエス様は、きっと中学校でも、あなたを喜びでいっぱいにしてくださるでしょう。
けさのみことば ~こどもとともに~
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