田園調布雙葉学園カトリックセンター「愛の泉」
田園調布雙葉学園カトリックセンター「愛の泉」

けさのみことば ~こどもとともに~2023.4.18


2023.4.18
「ガリラヤで待っている」
 「あの方は死者の中から復活された。そして、あなたがたより先に ガリラヤに行かれる。そこでお目にかかれる」

(マタイ28・7)


 イエス様のご復活の日から、弟子たちがイエス様の約束された聖霊をいただくまでの五十日間を復活節として、この喜びをお祝いする期間とされています。ですので、今日もご復活したイエス様の話です。
 イースターの集いで聞いたように、十字架につけられて亡くなられたイエス様は、岩のお墓に葬られましたが、日曜日の朝、弟子たちが行ってみると、お墓は空っぽでした。弟子たちはイエス様が復活したことは知りませんから、イエス様のお身体がなくなっていることに、びっくりしたり、悲しんだり・・・。
 その弟子たちに、天使が現れて言いました。 「イエス様は復活なさいましたよ。ガリラヤに行ってごらんなさい。そこでイエス様に会えるでしょう。」
 ガリラヤというのは大きな湖のある自然が豊かな地方です。弟子たちが初めてイエス様に会ったところです。それまで、弟子たちはイエス様のことを知りませんでした。でも、そこで、イエス様のことが大好きになり、弟子にしていただき、いろいろなことを教えていただきました。たくさんの思い出がある懐かしい場所、それがガリラヤです。
 復活なさったイエス様は、弟子たちを、その懐かしいガリラヤで待っていてくださるというです。
 先生は小さいころ、この聖書のお話を聞いて、「イエス様は僕をどこで待っていてくれるのかな。」と考えたことがあります。
 さて、皆さんが大人になって、いろいろな問題にぶつかり、どうしたらいいか分からなくなったら、どこに行けばイエス様と会えるのでしょう。
 皆さんが、初めてイエス様のお話を聞いたところ、初めてお祈りを覚えたところ、みんなで聖歌を歌いごミサに参加したところ。
 先生にとって「ガリラヤ」は、いつも行っていた教会。
 では、皆さんにとっての「ガリラヤ」は・・・。
 それはこの田園調布雙葉小学校ではないかなと思います。
 皆さんが、大人になって、社会で働いて、それから、おばあちゃんになっても、何か困ったことがあったとき、イエスさまは、皆さんに、「田園調布で待っているよ」とおっしゃることでしょう。
 イエス様のこの言葉を忘れないでください。困ったときは、田園調布雙葉小学校でお祈りした日々を思い出してみてください。そうすれば、きっとイエス様にまた出会えます。元気になれます。幸せを見出せます。
 ガリラヤは、イエス様が本当の幸せについてお話しくださった場所でもあります。田園調布雙葉小学校が、皆さんに本当の幸せを考えさせる場所であり、幸せの始まりの場所であれば、これほど嬉しいことはありません。
 「ガリラヤで待っている」とおっしゃったイエス様は、いつも私たちのことを気にかけ、私たちが会いに来てくれることを待っていらっしゃるのです。
 待っていてくれる方がいることは、とっても嬉しいことですね。  


けさのみことば ~こどもとともに~

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