けさのみことば ~こどもとともに~2022.4.19
2022.4.19
「あなたたちに 平安があるように」
(こういうことを話してると、イエス御自身が彼らの真ん中に立ち、
「あなたがたに平和があるように」と言われた。)ルカ24章36節)
昨日はイースターの集いでしたね。十字架の上で亡くなられたイエス様は復活なさり、もう、いつまでも私達から離れずにいてくださることを示してくださいました。嬉しいですね。復活なさったイエス様は、弟子達に顕れるとき、いつも同じご挨拶をなさいました。
「あなたたちに 平安があるように」「あなた達に平和」
この言葉を聞くと、弟子達は、それまでの不安、心配がすっと消え、静かな喜びに心が満たされるのを感じました。心が落ち着き、イエス様が一緒にいてくださる、大丈夫だと思いました。これこそ、イエス様が私達にくださる平和です。それは、恐ろしいこと、困難なことがすべて無くなることではありません。イエス様が共にいてくださるから、どんなときも、心に不安がなく、穏やか気持ちでいられること。そして、イエス様が望まれることを静かな落ち着いた心で思い巡らし、それを行う勇気をいただけることです。
確かに、病気や災害はこれだけ科学が発達してもなくなりません。貧しく苦しみの中で毎日を送っている人も沢山います。いまだに、争いごとがあります。「平和な世界」とはとても言えない世界です。けれども、そんな中でも、笑顔を絶やさない人がいます。苦しんでいる人のために、自分を犠牲にして働く人がいます。希望を失わない人がいます。力で抑え込むのではなく、全ての人が大切にされる、本当の平和な世界を築こうとする人々が沢山いるのです。その人たちの心は穏やかで静かで落ち着いています。心に平和があるのです。自分の心に平和がないと、本当の平和は築いてはいけません。
入学式のとき、聖歌隊のお姉さまが、必ず歌ってくださる歌があります。イエス様の弟子達が大切にしたご挨拶の言葉があります。それは、復活したイエス様がいつもおっしゃった挨拶の言葉です。「シャローム」「主の平和があなたにありますように」。この言葉には、「わたしはいつもいっしょだよ、だから安心して。そして、私と一緒に平和な世界を築いていこう。貴方が必要です。」というイエス様の心が込められています。
イエス様は今、み言葉を一生懸命聞いている皆さんの真ん中にいらっしゃって、「あなた達に平和があるように。みんな仲良く、一人ひとりを大切にして、今日一日を過ごせますように。私はいつも一緒にいますよ」とおっしゃってくださっているでしょう。「シャローム、皆さんの上に主の平和」
けさのみことば ~こどもとともに~
- 2024.11.12「平和をつくる人は幸い」
- 2024.10.22「実を結ばない枝は切り取られる」
- 2024.9.24「わたしはぶどうの木」
- 2024.9.10「自分のために宝を貯えても、神の前に宝を貯えない者は・・」
- 2024.7.2「わたしはいのちのパンである」
- 2024.6.18「わたしを愛するならば」
- 2024.6.4「どんなことがあってもいつも平和」
- 2024.5.21「わたしはまたもどってくる」
- 2024.5.7「恵みあふれる聖マリア」
- 2024.4.16「心の清い人はさいわい。その人は神を見るでしょう」
- 2024.2.27「わたしたちも人をゆるします」
- 2024.2.13「右の手のすることを」
- 2024.1.30「いったい、この人は誰だろう」
- 2024.1.16「ほかの道を通って帰った」
- 2023.12.12「かいばおけに寝かせた」
- 2023.11.28「主の道をととのえよ」
- 2023.11.14「何回まで人をゆるせばよいですか」
- 2023.10.31「天の国ではだれが一番えらいのですか」
- 2023.10.10「天の国は真珠を探す人に似ている」
- 2023.9.26「天の国はパン種に似ている」
- 2023.9.12「天の国は一粒のからし種に似ている」
- 2023.7.4「かわく者がいれば」
- 2023.6.20「日ごとの糧を今日もお与えください」
- 2023.6.9「砂の上に家を建てる」
- 2023.5.23「小さな者にあらわしてくださった」
- 2023.5.9「求めなさい さがしなさい 叩きなさい」
- 2023.4.18「ガリラヤで待っている」
- 2023.4.10「さあ、来て、朝の食事をしなさい」
- 2023.4.7「父よ、彼らをお許しください」
- 2023.3.7「その悲しみはよろこびにかわる」
- 2023.2.21「新しい おきてを あたえる」
- 2023.2.6「狭い門から入りなさい」
- 2023.1.24「わたしは光として世に来た」
- 2023.1.10「幼な子は成長し」
- 2022.12.13「宿屋には、場所がなかった」
- 2022.11.29「わたしのたましいは 主をあがめ」
- 2022.11.15「幼な子たちを抱きあげて」
- 2022.10.18「羊のためにいのちを捨てる」
- 2022.10.4「羊は羊飼いの声を知っている」
- 2022.9.13「わたしはよい羊飼い」
- 2022.7.5「主よ わたしたちの目を開けてください」
- 2022.6.6「(時は満ち、)神の国が近づいた。(悔い改めて福音を信じなさい)」
- 2022.5.31「わたしは世の終わりまで共にいる」
- 2022.5.10「入口に大きな石を・・・」
- 2022.4.19「あなたたちに 平安があるように」