けさのみことば ~こどもとともに~2024.12.10
2024.12.10
「すべての人を照らす光」
(その光は、まことの光で、世に来てすべての人を照らすのである。ヨハネ1章9節)
二学期がもうすぐ終わります。学期の終わりは嬉しいですね。
一学期が終われば夏休み。二学期が終わればクリスマスとお正月。三学期が終われば、進級、進学、それぞれが次の学年、学校に上がっていきます。六年生は、中学生になりますね。
教会は今、イエス様のお誕生を待つ季節、待降節です。
小学校の聖堂前には、馬小屋が飾られています。クリスマスツリーもあります。何だか、わくわく、心が明るくなります。来週の水曜日には、クリスマスの集いがあり、一年生から六年生まで、皆そろってイエス様のお誕生日をお祝いします。
聖書を書いたヨハネという人は、イエス様のお誕生日を、どういうふうに言えばよいかと考えて、「イエス様のお誕生日。それは、今までまっ暗だった世界が、ぱあっと明るくなったような嬉しい出来事。かけがえのない、本当の光が世界中の人を照らしてくれた出来事」と、今日のみ言葉を聖書に記したのです。イエス様はあたたかな光みたいな方です。
でも、イエス様は見えないし、そんな光に照らされたことがないと思っている人はいませんか。確かに、イエス様は見えませんからね。
皆さん、この一年間のできごとを色々と思い出してみてください。嬉しいことや楽しいこと、大きな喜びをいただいたことはありませんか。ありがとうと思えることはありませんか。きっとあったはずです。
でも、もしかすると、苦しかったこと、つらかったことしか、心に思い浮かばないという人がいるかもしれません。
大丈夫。皆さんは去年よりずっと成長しています。皆さんが、大きく成長できているのは、その苦しかったことやつらかったことを乗り越えようとしているからです。そして、いつか乗り越えられたとき、すべては大きな喜びに変わります。苦しいときやつらいとき、誰かの励ましや慰めがあったことに気付けるでしょう。それは、とても嬉しいことです。
イエス様は、様々な人や出来事を通して、あたたかな光をわたしたちに送ってくれています。
今は待降節、この一年の喜びをゆっくり思い返すときです。きっと心があたたかく明るくなりますよ。それはイエス様の光が心に届いた証拠です。イエス様が皆さんの心に来てくださったのです。
でも、わたしの心が光に照らされたことで満足しないでくださいね。イエス様の光はすべての人を照らす光です。そのお手伝いをすることが皆さんにはできるのです。皆さんの心の光、嬉しいこと、ありがとうと思ったことを、今度は周りの人にして差し上げましょう。それは周りの人の心を明るく照らす光となります。そうやって、一人ひとりが、自分の光を周りの人に渡していくことで、イエス様の光が、すべての人を照らしていくのです。
今学期の今朝のみ言葉は今日でおしまいです。
あたたかな光が皆さんの心の隅々までいきわたり、その光が周りの人の心に広がって、皆が明るく幸せなクリスマス、お正月を迎えられますように。
けさのみことば ~こどもとともに~
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- 2024.12.10「すべてをてらす光」
- 2024.11.12「平和をつくる人は幸い」
- 2024.10.22「実を結ばない枝は切り取られる」
- 2024.9.24「わたしはぶどうの木」
- 2024.9.10「自分のために宝を貯えても、神の前に宝を貯えない者は・・」
- 2024.7.2「わたしはいのちのパンである」
- 2024.6.18「わたしを愛するならば」
- 2024.6.4「どんなことがあってもいつも平和」
- 2024.5.21「わたしはまたもどってくる」
- 2024.5.7「恵みあふれる聖マリア」
- 2024.4.16「心の清い人はさいわい。その人は神を見るでしょう」
- 2024.2.27「わたしたちも人をゆるします」
- 2024.2.13「右の手のすることを」
- 2024.1.30「いったい、この人は誰だろう」
- 2024.1.16「ほかの道を通って帰った」
- 2023.12.12「かいばおけに寝かせた」
- 2023.11.28「主の道をととのえよ」
- 2023.11.14「何回まで人をゆるせばよいですか」
- 2023.10.31「天の国ではだれが一番えらいのですか」
- 2023.10.10「天の国は真珠を探す人に似ている」
- 2023.9.26「天の国はパン種に似ている」
- 2023.9.12「天の国は一粒のからし種に似ている」
- 2023.7.4「かわく者がいれば」
- 2023.6.20「日ごとの糧を今日もお与えください」
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- 2023.5.23「小さな者にあらわしてくださった」
- 2023.5.9「求めなさい さがしなさい 叩きなさい」
- 2023.4.18「ガリラヤで待っている」
- 2023.4.10「さあ、来て、朝の食事をしなさい」
- 2023.4.7「父よ、彼らをお許しください」
- 2023.3.7「その悲しみはよろこびにかわる」
- 2023.2.21「新しい おきてを あたえる」
- 2023.2.6「狭い門から入りなさい」
- 2023.1.24「わたしは光として世に来た」
- 2023.1.10「幼な子は成長し」
- 2022.12.13「宿屋には、場所がなかった」
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- 2022.11.15「幼な子たちを抱きあげて」
- 2022.10.18「羊のためにいのちを捨てる」
- 2022.10.4「羊は羊飼いの声を知っている」
- 2022.9.13「わたしはよい羊飼い」
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- 2022.6.6「(時は満ち、)神の国が近づいた。(悔い改めて福音を信じなさい)」
- 2022.5.31「わたしは世の終わりまで共にいる」
- 2022.5.10「入口に大きな石を・・・」
- 2022.4.19「あなたたちに 平安があるように」