田園調布雙葉学園カトリックセンター「愛の泉」
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けさのみことば ~こどもとともに~2024.1.16


2024.1.16
「ほかの道を通って帰った」

ところが、ヘロデのところへ帰るな)と夢でお告げがあったので、別の道を通って自分たちの国に帰って行った。
(マタイ2章12節)


 新しい年になり、三学期も始まって、クリスマスはずいぶん前のことのように感じます。けれども、皆さんなら、クリスマスのクラスの捧げものをきっと覚えていることでしょう、そして、今もそのお捧げものをイエス様にお捧げしていることでしょう。今のクラスのメンバーで過ごす最後の三学期、みんなで決めたクラスのお捧げもののことを忘れずに過ごしてくださいね。
 二千年前、イエス様にお捧げものをしたのは、三人の博士でした。三人の博士たちは遠い東の国に住んでいました。特別に光る大きな星を見て、長い長い旅をして、イエス様を拝みに来たのです。そして、イエス様の前に跪き、持ってきた宝物を捧げると、再び東の国へ帰って行きました。
 聖書には、来た道ではなく、「別の道を通って自分たちの国に帰って行った」と書いてあります。それは、ユダヤの悪い王様ヘロデに会わないためでした。けれども、別の道を歩んでいく博士たちの姿は、わたしたちにとても大切なことを教えてくれていると、先生は思っています。
 イエス様は、神様がこの世界に送ってくださった特別な方、わたしたちを罪から解放して、救ってくださる方です。イエス様と出会った三人の博士の心は、何だかとても明るく、嬉しく、幸せになりました。イエス様からたくさんお力をいただき、罪もゆるされ、新しい人になったような気がしたのでしょう。そして、これからは、いつも一緒にいてくださるイエス様とともに自分の人生を歩んでいこうと決めたのです。三人の博士は、東の国に帰っても、今まで通りの生き方ではなく、イエス様が望まれる、今までとは違う別の生き方、別の道を歩んでいこうと決めたのでしょう。「ほかの道を通って帰った」という今朝のみ言葉は、そのことを表していると、先生には思えてならないのです。
 クリスマスは、わたしたちのところに今もイエス様が来てくださって、何度も何度もわたしたちの罪をゆるしてくださっていることを教えてくれています。三人の博士のように、わたしたちも、イエス様からお力をいただいて新しい人になり、イエス様がわたしたちと一緒にいてくださる喜びを感じ、イエス様とともに、今までとは違う歩みをしていきましょう。
 一年の初め、新しい年の抱負、目標を決めた人もいるでしょう。クリスマスのお捧げものも思い出し、2024年、三人の博士のように、わたしたちも、イエス様とともに、新しい道を歩んでいきましょうね。


けさのみことば ~こどもとともに~

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