田園調布雙葉学園カトリックセンター「愛の泉」
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けさのみことば ~こどもとともに~2024.11.12


2024.11.12
「平和をつくる人は幸い」

(平和を実現する人々は、幸いである。その人たちは神の子と呼ばれる マタイ5章9節)


 今日のみ言葉は、イエス様が八つの幸せな人についてお話ししたときの一つです。
 「平和をつくる人は幸い」
 イエス様は、平和はどこかにあるものではなく、つくるものとおっしゃいます。「平和」というのは、何もしないで、自分だけただただ穏やかに過ごしていくことではないのです。「平和」は苦労してつくっていくものです。
では、だれがつくるのでしょうか。神様でしょうか。誰か、偉い人でしょうか。そうではありません。わたしたち皆が苦労してつくるのです。
 誰かが自分の思い通りにしていくとか、誰かがひどく我慢しているとか、そういうことではなく、お互いに努力し合う、ゆるし合う、信じ合うことで、つくられていくものです。自分ことばかりではなく相手の人を、周りの人を思いやること、自分の考えや思いだけを正しいと思わないこと、全て思った通りにならない痛みをお互いに持ちそれでも支え合うことから、平和はつくられていくのでしょう。それは、神様の思いを大切にすることとも言えます。神様は、一人ひとり違うわたしたちみんなが、生き生きと自分の出来ることを行い、周りの人と良い関りをもって、生き生きと生きていくことを望まれています。みんながともに幸せになることを望まれているのです。その神様の思いを、自分の思いや考えよりも大切にしていくことが大事なことです。
 そのためには、まずは神様と仲良くなること、心の奥から語り掛ける神様の声をよく聞くことが大事です。神様のお話を読んだり、静かにお祈りをしたり、ゆっくり神様の思いを思いめぐらしたり、そういうことをせず、いつも自分のわがままを通してしまう、神様のお勧めを聞こえないふりをしたり、お勧めを行おうと努力をしなかったり、そういう人は神様と仲が悪い人です。神様と仲が悪い人は自分の心の平和をなくしていきます。自分心が平和でない人が、誰かと一緒に平和をつくることはできないのです。そうなれば、自分も幸せにはなれないし、周りの人とも幸せに生きられなくなります。
 「平和」をつくろうと努める人は、神様のみ心を大事にする人、それは神様の子どもとして生きようとすることです。そして、神様の子どもとして生きようとする人は平和をつくるだけでなく、自分も周りの人も幸せにしていきます。
 皆さんも、「平和」をつくる人になれるように、まずは神様と仲良くなりましょうね。


けさのみことば ~こどもとともに~

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