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哲学対話
2025年01月28日
1月28日(火)に、高校1年生の「現代の国語」の授業で、哲学対話を行いました。
哲学者として活躍なさっている永井玲衣さんがいらしてくださいました。
哲学対話とは、「あるテーマや言葉について、ちょっとおしゃべりしてみる」というような活動です。わかろうとする場、正解を求める場ではなく、ただ一緒に悩んだり、わからないことを重ねたりするようなイメージです。
今回は、2学期の授業で扱った、茨木のり子さんの「汲む」という詩をもとにして、「『汲む』という言葉について」をテーマとし、哲学対話を行いました。
各クラスを2グループに分け、輪になり座り、お互いの顔を見られる環境で進めていきました。
普段の授業とは異なり、答えに向かっていくわけではないので「戸惑いを感じた」り、「わからないことを調べられないので自分の言葉でうまく表現できなかった」りするなど、モヤモヤする気持ちが募っていった一方で、「あるテーマについて皆で語るのが新鮮だった」、「一人だけの意見で完結しないのがよかった」、「哲学というと堅いイメージだったけれど、話しやすかった」などという感想が出ました。
思考力・判断力・表現力が求められる時代だからこそ、答えのない物事について思考を巡らせてみるよい機会だったのではないかと思います。