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高校2年生 歌舞伎鑑賞教室

2024年07月17日

7月11日(木)、高校2年生が「国立劇場 歌舞伎鑑賞教室」に行ってきました。

国立劇場が建て替えを行っているため、江東区の「ティアラこうとう」で開催されました。

八割弱の生徒が、初めての歌舞伎鑑賞で、音声ガイドをレンタルして鑑賞しました。

まず20分ほどの「歌舞伎のみかた」という解説を見た後に、歌舞伎三大名作の一つ「義経千本桜」の一幕、河連法眼館の場を鑑賞しました。八代目中村芝翫が主演の佐藤忠信・源九郎狐役、長男の四代目中村橋之助が駿河次郎役、次男の三代目中村福之助が源義経役、三男の四代目中村歌之助が亀井六郎役で出演しておりました。

生徒の感想として、以下のようなものがありました。

舞台設置も見入ってしまうようなものばかりで、次どこから誰が出てくるのだろうとワクワクして見ていて飽きるということがなかった。

・狐に化かされていた佐藤忠信が、本当の姿になる場面の登場の仕方が、とても面白く、観客の興味をそそる仕掛けになっていて、良かったです。

・義経千本桜は歌舞伎作品の中でも有名なので、楽しみにしていました。以前鑑賞したのは現代歌舞伎でした。古典歌舞伎を見るのは初めてだったので、言っていることが理解できるのか不安でしたが、音声ガイドや字幕のお陰で楽しく鑑賞することができました。しかし、音声ガイドなしでの鑑賞はまだハードルが高いです。

・忠信と狐の演じ分けが特に印象に残っています。同一人物とは思えない演技に感動しました。

・男役の圧倒的なオーラと女役の溢れ出る美しさに目を奪われた。また舞台や音楽、役者の動きなど、たくさんの工夫が施されており、見ている側を楽しませてくれるところに感動した。

・実際に舞台を観ることで魅力やエネルギーを直接感じることができました。物語や登場人物の背景を事前に学ぶことで理解が深まり、歌舞伎の世界に引き込まれました。また歌舞伎役者の技術や表現力に感動しました。

・歌舞伎教室を鑑賞する前は、伝統的で古典的な舞台芸術であり内容や言葉を理解しにくい、私には難易度が高いものだという印象を持っていましたが、現代の観客に向けた工夫や、新しい解釈を取り入れた演目があり、歌舞伎が時代と共に進化し続けていることに驚きました。歌舞伎は伝統を守りつつも、幅広い層に楽しんでもらえる魅力的な芸能であると感じました。


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